剃っても剃っても生えてくる人もいれば、そーでもない人もいる、人によって全く違う【ヒゲ】文化圏の違いによって、伸ばして蓄えるのが良しとされたり、伸ばしていると拒絶されたりと、実は世界中で基準が全く違う【ヒゲ】です。生える場所も人によってそれぞれ違うし、【漢字】や【英語】でも【ヒゲ】の場所によって使い別けるの知ってました？ちょっと面白そうだから【ヒゲ】について調べてみましょう。

なぜ【ヒゲ】は生える？

ヒゲは顔からアゴの下にかけて生える毛の事を意味します。基本的には女性は生えません。なぜ【ヒゲ】が生えるのか、生物学的な観点から観ても【ヒゲ】に機能的意味は全くありません。【ヒゲ】の濃さは、人種や個人差によって大きく異なります。特定の文化圏は、伸ばして蓄えるのが好ましいとされている文化圏もありますが、現代社会では、【無用のもの】として扱われる事が多いです。

【ヒゲ】の特徴

興味が無い人にとってはどうでも良い事であるかもしれませんが、【ヒゲ】は大きな特徴を沢山持っています。
ちょっと覗いてみましょう。

【ヒゲ】の硬さ

【ヒゲ】は【硬い】です。【ヒゲ】は、一般的に【ヒゲ】の太さと同等の【銅線】よりも硬いとされています。また、湿気で柔らかくなるといった特徴もあります。ある意味、硬さは変幻自在という訳ですね。【ヒゲ】を剃る際は、クリームや蒸しタオルで、湿気を纏わらせ柔らかくしてから剃りましょう。

【ヒゲ】の伸びる速度

【ヒゲ】の伸びるスピードは、平均すると、1日に0.2㎜～0.4㎜と言われてます。時間帯としては朝方に伸びると言われており、気温が高い時期は伸びるスピードが早いとされています。この伸びるスピードには諸説ありますが、気温が高いと人体の血行が良くなり【ヒゲ】の伸びるスピードが早いと言われています。体調にも大きく係わっており、栄養が不足していたり、運動不足やストレスを抱えていると、伸びる速度が【速く】なります。体調不良時は【ヒゲ】が速く伸びるのです。健康な人程【ヒゲ】にハリやツヤが出ますので、【ヒゲ】でその人の健康状態がチェックできます。

【ヒゲ】の種類

以外に知られていませんが、正式に【ヒゲ】には、生やす場所によって分類がされています。英語表記も違いますし、使用する漢字も違います。この項では、細かく分類されている【ヒゲ】について、場所別に解説をしていきます。

【髭】について

一般的に多く使われる漢字ですね。顔からアゴにかけて生える毛の全体を指して使われる漢字ですが、細かく分類するときは、【くちひげ】を示します。
【くちひげ】とは、鼻の下と口の上の部分に生える【ヒゲ】の事を指します。顔の中心にある事から、最も相手の目に入りやすい場所であります。
手入れも、こまめな手入れが必要となり、手入れをしないとスグにギザギザして荒さが目立ってしまいます。また、口の中に入ってしまう事もありますので、こまめな手入れが必須となります。

【髭】の表記別まとめは下記の通りです。

髭（漢字）＝くちひげを示す
髭（漢字）＝Mustache（英語表記）

【髯】について

こちらの【髯】は、細かく分類する場合は【ほおひげ】を示します。【ほおひげ】とは、耳の前側から顔の輪郭に沿って、アゴの付近まで生えている【ヒゲ】の事を指します。顔の輪郭を覆うように生える【ヒゲ】ですね。日本人で【ほおひげ】が生える人は稀ですが、海外では多く見られ、デザインして伸ばす人も少なくありません。英語表記は【Beard】になりますが、この【Beard】は、【ヒゲ】全般を指す単語として使われているのです。こういった単語の使い方によって、日本と欧米で、どの部分の【ヒゲ】が、【ヒゲ】の中心として考えられて来たのか違いが見受けられますね。

【髯】の表記別まとめは下記の通りです。

髯（漢字）＝ほおひげを示す
髯（漢字）＝Beard（英語表記）

【鬚】について

こちらの【鬚】は、細かく分類すると場合は【あごひげ】を示します。【あごひげ】とは、口の下からアゴにかけて生える【ヒゲ】の事を指します。広義的に言うと、【ほおひげ】に繋がるように、アゴの輪郭に沿って両側に広がる部分までの【ヒゲ】を指します。パッと浮かぶのは中国の仙人のような【あごひげ】ですね。長く伸ばす人もいれば、適度な長さで切りそろえる人もいます。【あごひげ】は顔にインパクトが付くので伸ばす人も少なくないですね。

【鬚】の表記別まとめは下記の通りです。

鬚（漢字）＝あごひげを示す
鬚（漢字）＝Whiskers（英語表記）

まとめ

いかがでしたか？一言で【ヒゲ】といっても、場所によって漢字や英語の使い別けがあるし、【ヒゲ】の状態で、その人の簡単な健康診断まで出来ちゃうんですよ。残念ながら、現代の日本では【ヒゲ】を伸ばして蓄える事には拒絶反応を示される事が多いですが、海外では受け入れられ、特にイスラム圏では【ヒゲ】を伸ばして蓄える事は【一人前の証】とされ、良い事であるとされています。

余談ですが、イスラム圏では【ヒゲ】を伸ばしていない人は、頼りないといったイメージが先行し、商談などが上手くまとまらない、信用されないといった事もあるそうです。日本に居ると、イスラム圏は関係ないと思う人も多いでしょうが、イスラム圏の【世界一の観光都市ドバイ】や【アラブの石油産出都市アブダビ】では、日本製品が大人気です。その証拠に、アラブの民族衣装（カンドゥーラ、シュマーグ等）は、日本製の布が大人気です。イスラム圏では、【ヒゲ】を伸ばして蓄える事が良しとされるので、【ヒゲ】の白髪染めも販売されています。ホーユー社のビゲンが人気の様です。（ホーユーの本社は愛知県。ヒゲの白髪染は日本では販売されていません）それに、アラブは大の親日国でもあります。

いずれにせよ、現代社会の日本では、ヒゲ文化は認められない傾向にありますが、漢字の使い別けにもあるとおり、昔は【ヒゲ】を伸ばして蓄えていた人が多いのです。日本でも、もっと認められたいものですね【ヒゲ】