公務員は何故うつ病が多いのか?

公開日:  最終更新日:2018/06/19

さて、男女共に人気がある公務員ですが、実は【自殺】や【うつ病】にかかる割合が多いのをあなたはご存知でしょうか?

そもそも、なんで安定した職業と呼ばれるのに【自殺】や【うつ病】になってしまう人が多いのでしょうか?
ちょっと原因を考えてみましょう。

そもそも原因は?

スポンサードリンク

一番多いのが人間関係のようですね。

某匿名掲示板では、毎日の様に上司のグチやパワハラを受けた等の話題が上がっています。某知恵を出し合う袋でも、人間関係の悩みが数多く寄せられています。
それらをよ~く読んでみると、共通項目がありました。

原因は殆どが【大人のいじめ】です。

いじめと聞くと小さい頃や中高生の事を連想するかもしれませんが、意外と多いです【大人のいじめ】
あなたもきっと、職場で一度くらいは目撃したことがあるはずです。または、あなたが気付いてないだけで、あなたの職場でも【いじめ】は横行しているかもしれません。最悪の場合、あなたも知らず知らずの内に、その【いじめ】に加担しているかもしれません。

多くの人が、知らず知らずの内に加担してしまっているかもしれない【いじめ】とはなんでしょうか?
紐解いてよ~く考えてみましょう。

大人のいじめとは?

公務員に限らず、社会に出て働けば、同僚間でも必ず優劣は付いてしまいます。

仕事の覚えが早い人、遅い人、同じ事をしても上手な人、時間がかかるし下手な人、時間がかかった上にミスをする人だって出てくるはずです。
この、些細な差が【大人のいじめ】を生む温床を作りだしてしまうのです。

【いじめ】のターゲットとなりうる人は、この中でも仕事の覚えが遅く、ミスが多い人が受けてしまう可能性が高いですね。

モチロン、ミスが多いのは褒められた事ではありません。仕事の覚えも早いに越した事はありません。
問題は、それら自体の事ではありません。あくまでも、【その後】の事です。

例えば、あなたの部下に【仕事の覚えが悪く、ミスが多い】部下Aが居たとしましょう。

部下Aが、上司であるあなたに『わからない仕事を教えて欲しい』と聞いてきた時に・・・
仕事の覚えが遅い故に、最初から叱責しようとしたり、冷たくあしらったりしていませんか?
部下Aの【教えて欲しい】といった申し出に対して、

『今まで何をしていた!』と威圧的な態度を取ったり、

『他の人は出来るのに何で出来ないの?バカなの?』と小馬鹿にしたりしていませんか?

こういった態度を上司や同僚がとると、あなたの部下Aは孤立して委縮してしまいます。
その内、職場内でも『部下Aは使えないヤツ』と噂になり、職場全体から孤立してしまうことでしょう。その内、関係ない人や、違う部署の人も、あなたの部下Aを嘲笑し、笑い話のネタにしようとする事でしょう。

これが【大人のいじめ】です。

こういった【大人のいじめ】に共通するのは、誰一人として、部下Aに【指導】をしていない。といった事です。

『教えて欲しい』といった申し出に対して『指導』をせずに、『叱責』をして相手を委縮させたり、孤立させたりしているのです。
周りで部下Aを笑い話のネタにするのも同様に【いじめ】です。

ミスに対しても同様です。何故にその『ミス』をしたか原因を探ったり、考えたりしようともせずに、最初から『ミスした事』に対して怒りの感情を露わにして、『なんてことしたんだ!』、『どうしてくれんるんだ!』などと捲し立ててはいませんか?

部下がミスをしてしまったときに、一番重要なのは、今後ミスが無いように【指導】することです。
その【指導】をすっ飛ばして怒りの感情を露わにしても、部下を委縮させるだけで逆効果です。あまつさえ【笑い者】にするなぞは問題外ですね。

まとめ

こうした大人の【いじめ】問題は、忙しい職場や、風通しの悪い職場では、日常的に起きていると言えるでしょう。

忙しい職場ほど激務でイライラが募っていたり、追い詰められていたりして、自分以外の他者にストレスのはけ口を求めようとするからです。そのストレスのはけ口を身近にいる部下や同僚に見出してしまうんですね。

一度でも【あいつは役に立たない】といったレッテルを張られた人は、そういったストレスのはけ口にされやすく、また、周りも自分がはけ口になると困るので何かと優劣をつけ、劣る人を【いじめ】の対象にしようとしてしまいます。そんな風潮が職場内で出来上がってしまうと・・・

【仕事が出来ない人には辛く当たっても構わない】

といった最悪の風潮が出来上がります。これってただのストレスのはけ口を全力で当てるサンドバックを作成しているのと同じですよね。
こういった風潮や状況がトップダウン方式の公務員の職場に多くみられるのではないでしょうか?
加害者は自分のストレスをぶつけているだけで、指導しているのではなく、弱者にストレスをぶつけているだけです。
被害者は委縮し続け心を壊して【うつ】になったり、最悪は【自殺】してしまう場合だってあり得ます。

小中学校や高校で問題視されている【いじめ】ですが、大人の世界でも堂々と行われていて、問題にもなっていません。
お隣の国では、航空会社の問題を皮切りに日本以上に【大人のいじめ】の問題が持ち上がり、デモまで起こされる始末になっています。

デモに発展する前に、僕もあなたも【大人のいじめ】問題について、一度良く考えてみませんか?

この【大人のいじめ】は、いつでも、どこでも加害者にも被害者にもなりうる問題ですから。

 

 

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP ↑