世界三大宗教(仏教・キリスト教・イスラム教)の中で、最も後発だけで、最も信者が多いとされる【イスラム教】
何でそんなに信者が多いの？そもそも、どんな宗教なの？疑問が沢山！

ひとまず【イスラム教】の特徴から見てみよう！

始まりは？

西暦610年頃。【ムハンマド】が神の啓示を天使から受け、その啓示を広めたのがスタート。

イスラム教は【預言者ムハンマド】がメッカの洞窟内で瞑想中に、天使よりアッラーの啓示を受けて、それを広めたのが原点ね。最初の信者はムハンマドの奥さんのハディージャ。最初はムハンマドの親族が信者になって行ったんだよ。
ちなみに、ムハンマドを通じて伝えられた啓示をまとめたのが【聖クルアーン】ね。

大きな特徴は？

一神教であり、偶像崇拝を禁止している。イスラム教の信者は、男性を【ムスリム】女性を【ムスリマ】と言うよ。

一神教ってのは、ただ一つの神様しか認めないってコト。唯一神ですな。この世界の全てを創造した唯一神ってコトね。イスラム教では神様のことを【アッラー】と言う。アッラーとは、アラビア語で、神様の意味になるから、【アッラーの神】とは言わない。日本語で言ったら、神様の神になっちゃうからね。アラビア語でアッラーは名詞扱いだよ。
偶像崇拝禁止なのは、簡単に考えるなら、仏像に置き換えて考えるとわかりやすいよ。
イスラム教では、祈りはアッラーのみに捧げるものになる。例えば、イスラム教ではブッタを作ったのはアッラーだから、そのブッタの像を作成して祈る行為は、アッラーとブッタを同等とする行為になるからNG！ってコト。

信者の義務は？

六信五行と言われる義務があるよ。

六信とは、ムスリム・ムスリマが信じなくちゃいけない六つの存在のことね。
神・天使・啓典・預言者・来世・天命のコト。
アッラーと天使の存在を信じるコト。啓典は聖クルアーン（キリスト教でいうとこの聖書ポジション）預言者はアッラーの啓示を受け取った人。ムハンマドは最後の預言者であり、ムハンマド以前の代表的な預言者はモーゼ・ダビデ・イエス。来世ってのは、人は死んだら善行をしていれば天国。悪行をしていれば火獄行きってコト。天命は、人間の運命は神によって定められているってコトね。

五行とは、ムスリム・ムスリマが行わなくちゃいけないことね。
信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼のコト。
信仰告白は「アッラーの他に神なし」・「ムハンマドはアッラーの使徒なり」って公に証言するコト。礼拝は聖地とされるマッカに向かってアッラーに1日5回祈りを捧げる。断食はラマダンと言われる月の日の出から日没まで飲食禁止。喜捨は、貧しい人に対して自分の財産から寄付を行う。巡礼は、一生に一度くらいはイスラム教の聖地のマッカに行こうねってコト。

まとめ

イスラム教は、世界中で約16億人（推定）の信者がいると言われてる宗教。実は、意外にも優しい宗教でもある。

イスラム教は意外にも優しい宗教で「宗教に強制があってはならない」と他宗教も認めるし、「あなたたちの財産には、乞う者たちと窮乏する者たちの権利が含まれている」として、貧しい人や困っている人に財産の一部を寄付することを推奨している。他にも「汝らのなかでもっともよき人は、自分の家族に優しい人である」や「両親には孝行」と家族愛を教えている。

当時（西暦610年頃）にしては、先進的でもあり、豚肉を食べないだったり、犬は不浄の動物だから近寄らない。は、豚肉の寄生虫リスクや狂犬病リスクを避けるための教えにみえる。

日本ではマイナーだけど、世界的にみれば4人に1人がイスラム教ですよ。
そのうち日本にも浸透してくるであろう【イスラム教】をもっと知っておこう！！