居合道の各流派の特徴【伯耆流居合】

公開日:  最終更新日:2018/06/19

今回は居合道の流派の特徴を
まとめてみましょう。

現代に続く居合道の歴史は
昔からずっと続いています。

流派も様々。業も様々。
生まれた歴史も様々ですな。

今回の【伯耆流居合】は
主に熊本県等で現代も盛んな流派です。
熊本藩主であった細川忠興が奨励する
武術の一つに【伯耆流居合】を
加えたからと言われてますね。

始祖は?

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始祖は、『片山伯耆守久安』です。
日本最古の柔術として有名な
竹内流の始祖、「竹内久盛」の
弟とする説もあります。
『片山久安』は伯父から秘太刀を
授かり、武者修行の旅に出ます。


20歳の頃、京の愛宕山に
参籠したときに悟りを開き、剣声を
上げていきます。

剣声は留まる事を知らず、
時の関白「豊臣秀次」に居合術の
真価を説いたりしています。

まとめ

現在伝わる【伯耆流】は
この『片山久安』の弟子である
『浅見一無斎』によって
免許皆伝を受けた『星野角右衛門』

伝えた星野派の業です。
安永五年(1776年)に
『星野角右衛門』は片山家四代目の
『片山久義』に面会し、片山伯耆流の
指導を受け【伯耆流】は星野家に
伝授された形となっています。

しかし!

後年になり【伯耆流】に疑問を持った
『星野実寿』(星野家七代目)は
文化元年(1804年)に
片山家六代目の『片山久俊』の
門下に入門。その後に、
熊本に帰った実寿は、『星野実直』
(星野家八代目)に皆伝。

その後は星野家と熊本の地に
脈々と受け継がれる
流派となりました。

現在に伝わる【伯耆流】は
星野派の業ですが、歴史を
ひも解いても、片山家と星野家は
切っても切れない繋がりを
持っているのがわかりますね。

【伯耆流】の特徴は、現代に伝わる
『日本刀』の【肥後拵え】に
現れています。
【肥後拵え】は【伯耆流】の刀法に
適するように作られた物で、
刀身と柄を短めに仕立て、片手での
抜き打ちに適した拵えになっています。

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