居合道の稽古方法は?

公開日:  最終更新日:2018/06/19

今回は、意外と知られていないし、
想像がつきにくい
【居合道】の
稽古方法を解説します。

特に、これから始めてみようって人は
気になりますよね。

○○道って名前が付くと、どれも
お稽古の方法って想像つきます。

例えば、柔道とか、弓道は何となく、
こういった稽古をするんだなってのが
想像できると思います。

【居合道】も世には知られていますし、
流派も沢山ありますが、稽古方法は
何だか想像つきませんよね。

【居合道】は、必要以上の筋肉や
体力を要する武道ではありません。
あくまでも己の研鑽の武道ですので、
きついトレーニングとかはありません。

具体的な稽古方法は?

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決まった【業】(わざ)の型を
練習します。

わかりやすい表現で言えば
【空手】の様に、決まった動きを
繰り返し稽古するって感じです。

【居合道】は流派によって【業】は
違いますが、稽古方法は殆ど同じです。

流派によって決まった【業】の型を
繰り返し稽古して、よりスムーズな
身体の動き等を稽古します。

【居合道】は、相手(仮想敵)を
斬ることを想定しており、その相手が
自分に斬りかかって来る事を察知し、
自分も刀を抜き、相手を斬るまでの
流れが一つの【業】となっています。

『巻き藁』を刀で両断するイメージを
持つ人も多いかもしれませんが、
基本的に稽古でそれらは行いません。

また、ただの『型稽古』と思って
形式ばった動きをしても
身になりません。
相手を本気で斬る気でなければ
ただの踊りになってしまいます。

 

必要な道具は?

最低限必要な道具は
『道衣』・『帯』・『居合袴』
『居合刀』・『刀剣バッグ』です。

稽古用の『居合刀』はもちろん
実際には斬れない物です。
真剣は上級者になってから
自分が欲しければ
購入するといった感じですね。

必要に応じて『足袋』や
『膝サポーター』を
購入するのもアリです。

あくまでも流派によりですが
【居合道】は膝を起点にして
繰り出す業もあります。
稽古時は、膝を傷めない様に
膝サポーター装着を推奨している
団体もあります。
また、冬に足が冷えないように
『足袋』の着用を推奨している
団体もありますので
『足袋』や『膝サポーター』は
所属している団体に確認してから
購入した方が良いですね。

肝心の『居合刀』ですが
これは『日本刀』ではなく
実際に斬れない物を使用します。

『居合刀』は『模造刀』とも違い
【居合道】の稽古用に
作られている物です。
重さも『日本刀』に近い物が多く
強度的にも【居合道】の稽古に
耐えうる強度です。

『居合刀』はちゃんとした
【居合道】の稽古用の物を
購入しましょう。

また、『居合刀』の長さは
自分の身長に適した物を
購入しましょう。
長過ぎても、短過ぎても
良くありません。

『居合刀』の持ち運びは、必ず
『刀剣バッグ』を使用して下さい。
素で持ち歩いていると、
いくら斬れなくても罰則があります。
これらの稽古道具は、全て一式
4万円位で揃えられます。

まとめ

意外と知られていない【居合道】の
稽古方法ですが、世の一般の
スポーツよりとっつき難いイメージを
持っている人もいるかもしれません。
いざ始めてみれば
そんなことはありませんよ。

それに【居合道】は、体裁きで
業のキレが出ますので、必要以上に
筋力に頼ったりはしません。
女性や高齢者の方でも十分に
修行できる武道です。

それに、【居合道】を始めると
自然に普段の姿勢や歩き方にも
気を配る様になります。
デスクワークが多く、
姿勢が崩れがちな人もキレイな姿勢や
立ち振る舞いが自然と
身に付く様になりますよ。

【居合道】は、人と争い
勝利を収めるのではなく
心と業の修行によって人間としての
道徳観念を身に付け、戦わずして勝つ
すなわち、人間形成に適した
武道の一つです。

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